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郵貯ジョイントカードのお得な利用法は?

どのカードにも共通する機能としてキャッシュカードとしての利点があります。全国どの郵便局のCD、ATMで預金を引き下ろしても手数料はいっさいかかりません。夕方6時以降でも手数料はかからないのです。銀行は自行で105円、他行で210円の手数料がかかります。そのコストがいっさいないというのは嬉しいかぎりです。送金についても郵便局同士なら一律130円ですむというからお得です。以上、郵貯カードのおすすめポイントを紹介しましたが、流通系カードを選ぶとしても、ここは頭をひねり、郵貯とジョイントさせることも考えられます。

デパートやスーパーのなかには、郵貯ジョイントカードを発行七ているところもありますから、そちらを選ぶのもいいでしょう。たとえば、デパートで郵貯とのジョイントカードを発行しているところをピックアップしてみますと、伊勢丹、三越、松坂屋、丸井今井、東急、高島屋、阪神、名鉄、大丸、西武など、数多くあります。スーパーではイオン、西友、ユニーなどがあり、専門店では日専連、トイザらス、通販ではティノスも発行しています。

○おすすめの郵貯ジョイントカード
それでは、利点の多い郵貯ジョイントカードをいくつかあげておきましょう。

●伊勢丹・日本信販・郵便貯金トリプルカード
伊勢丹アイカード(初年度年会費無料、2年目から2100円)のような5%割引サービスではありませんが、年会費525円で、伊勢丹グループで利用すると、1000円で2ポイント(通常は1ポイント)付く特典があります。

●OMC郵貯カード
OMCカードは年会費1050円かかりますが、OMC郵貯カードなら年会費無料で、ポイントサービスや月2回の5%割引サービスが受けられ、国内だけでなく海外でもそのまま適用されます。

●My Sony Card 郵貯
「Edy」による電子マネー機能が付き、カード番号入力不要でネットショッピングができるなど、多彩な機能を備えています。

●JALマイレージバンク郵貯ワールドキャッシュ
シティバンクの海外両替カード「ワールドキャッシュ」と郵貯キャッシュカード、それにJALマイレージバンクがプラスされています。日本で預けた円を海外で24時間、現地通貨で引き出せます。さらに、フライト、ホテル、電話などでJALのマイルが付きます。ただし、クレジット機能はありません。

チャージ(前借り)できるICカードも誕生

JR来日本のIC乗車券「Suica」は、改札にかざすだけで通過できる非接触型ICですが、2003年5月、同社のクレジットカード「ビューカード」とドッキングして「ビュー・スイカカード」となりました。乗車券とクレジットカードが一体になったことで、乗車券を買って電車に乗るだけでなく、街で普通に買い物もできるようになりました。さらに、同年11月からは電子マネー機能を使って、駅構内のコーヒーショップや売店で少額の買い物もできるようになっています。上限の2万円までですが、その範囲なら新聞、タバコ、雑誌などを自由に購入できます。朝夕のラッシュで時間に追われるときなどは、素早く決済ができるので、お釣りを待っていて電車に乗り遅れるといったことはなくなります。

これで、ビュー・スイカカードは、電子マネー(前払い)、一括払い、分割払い、ボーナス払いのなかから支払方法を選べることになりました。いずれ電子マネー残額が少なくなったら、クレジットカードから自動的にお金がチャージされる(オートチャージ機能)サービスも始まるといいます。たとえば、常時1万円分は電子財布に貯めておきたいという人は、使った分をすぐにクレジットで補てんすることも可能になります。いちいちチャージするのが面倒という人にはよいサービスといえるでしょう(これはそのつど借金することになるので注意が必要です)。

いずれにしろ、これからは電子マネー、クレジットカード、デビットカードなどが1枚のカードにまとまって、さまざまな決済方法を選択することができるようになります。便利にはなるのですが、実際には出口が増えるだけで、手持ちのお金が増えるわけではありませんから、よく考えて利用しないと多重債務者に陥る危険性もあります。しっかりと管理するポイントは、カードのタイプによって決済、引落しのタイミングを考えることです。「時間軸で考える」といい換えてもいいかもしれません。

カードには、「後払い」のクレジット型と「前払い」の電子マネー型がありますが、たとえば、給料日の前にはなるべくクレジットにして、給料日の直後はプリペイドにするという使い分けが重要になります。さらに、カード払いは月にいくらまでといった自分のルールを決めておくことも大事です。使い分けの基準となる金額ですが、2000円以上はクレジット機能で支払い、それ以下は電子マネーが適しているといわれます。ICカードは、セキュリティについては、磁気カードに比べて格段に向上していますから、それほど心配はいらないとい
えます。

メンバーズローンに借り換えてピンチを脱出

いまは不況で家計のやりくりも大変になっていますが、その不足分を家族カードで返すこともできます。家族カードの特徴は、ショッピング枠が親カードの限度額内で利用できるという点です。つまり、全体で80万円の枠がある場合、親カードで50万円分使えば、家族カードで30万円使える枠が残ることになります。三越が発行する「三越カード」の家族カードは年会費250円(税別)という格安会費で入会でき、親カードと同じ限度額のショッピング枠とキャッシング枠を提供してもらえますから、家計がピンチのときには大いに力を発揮するといえるでしょう(三越カードのキャッシングとローンサービスについては、提携先の三井住友カード扱い)。

たとえば、給料前に家計が苦しくなったとき、5万円をどこかでキャッシングして急場をしのぐことは可能です。このキャッシングに年率27・8%の金利がかかる場合、30日間利用したとすると、翌月には5万1142円を返済しなくてはなりません(5万円×年利27・8%÷365日×30日=1142円)。この金額を一括で返すのはちょっと大変です。ボーナスでも出れば一挙に解決するでしょうが、通常月なら厳しくなります。そんなとき、家族カード用メンバースローンの出番です。

親カードの枠内でのキャッシングですが、三越カードの場合は年率18%のリボ払いですから、それほど無理しなくても返せると思います。1ヵ月ごとに1万円を返済する設定ですと、最初の月に元金9261円+利子739円を払えば、合計6回で完済できます。三越カードのケースでは、このメンバーズローンが利用できるのは三井住友カードと提携しているVISA、マスターのマークが付いたカードに限られますが、それでも家計の危機を救い、なおかつ支払いを均等にできるという点で使い勝手があるといえるでしょう。

チャージ(前借り)できるICカードも誕生

ICカードは、インターフェイス(機械間または機械と人間の間を接続する装置や技術)の違いで、接触型と非接触型に分かれます。クレジットカードや銀行のキャッシュカードで、主に使われるものは接触型ICカードに属します。接触型は、金融関連の取引に準拠したEMV規格を採用しているため、非接触型に比べてセキュリティも高く、偽造が不可能なため、偽造防止の切り札として期待されています。このICカードをもっとも早く導入したのは、銀行系カード会社の三井住友カードとトヨタファイナンスで、それぞれ2001年4月から、新規カード分と更新カード分について、それまでの磁気ストライプカードに代わって送付を始めました。いまではほとんどのカード会社が新規発行分や更新分についてはICカードを発行しています。

さらに、2002年7月から日本クレジットカード協会などは店舗の信用照会端末機(CAT)をICカード対応端末に代える作業に着手し、カードインフラのIC化を着々と進めています。このようにTICカードの普及が本格化し始めたことで、決済の環境は大きく変わろうとしています。大手都銀は、IC搭載のキャッシュカードに、クレジットカード、デビットカード、電子マネーとさまざまな支払機能を1枚に取り込んだ新型カードの発行を予定しています。2004年4月に銀行本体のクレジット分割払いが認められます。それに合わせて東京三菱銀行では新型カードを発行するようですが、そのカードは、キャッシュカードとして使えるほか、預金口座から一定額をICカードにお金の情報として書き込み、現金代わりに使う電子マネーとしても利用できるというものです。

また、クレジットカード機能も付いており、懐具合に合わせて決済方法を自由に選ぶことができます。三井住友銀行やUFJ銀行、みずほ銀行も似たようなしくみのカードを発行する予定といいますから、いよいよ銀行の一般サービスも欧米のようにクレジットカード分野に下りてきたといえるでしょう。こうなると、カードが銀行のサービスの中心になるので、その内容をよく吟味する必要があります。しかも、電子マネーやクレジット、分割払い、ボーナス払い、さらには電子マネーにクレジットカードからお金をチャージ(前借り)することも可能になります。

メインカードとサブカードの選び方

メインカードは、コストパフォーマンスのいいもののなかから、自分のライフスタイルに合ったサービスのものを選ぶのがコツです。たとえば、主婦の方ならよく行くスーパーやデパートのカード、旅行が好きな方はマイルが貯まるカードがおすすめです。また、メインカードは文字通りいちばん使用頻度が高いカードですから、年会費無料にこだわらず、年会費に見合ったメリット(傷害保険やショッピング面での充実など)にも注目したほうがいいと思います。使用頻度が高いだけに「安心」を第一に優先されることをおすすめします。もう1枚のサブカードは、どうやって選んだらよいのでしょうか。

それには、メインカードとあわせて利用したい特色・特典があり、サービスの質が異なるものを組み合わせるのがコツです。提携カードは、提携先(国際ブランド)の異なるものを選ぶのもポイントです。たとえば、メインカードがVISAならサブカードはJCBなどにするとよいでしょう。また、クレジットカードのなかには、カードを提示するだけで、カードを使用しなくても協賛店で特典を受けることができるカードもありますので、サブカードはそのような「会員証」代わりに使うというのもいいと思います。

ではなぜメインカードとサブカードの2枚のカードを持つのがお得なのでしょうか。「ポイントを1枚のカードに貯めたほうがお得でも、たくさん持っていたほうが特典は増える」という気持ちはわかりますが、多発するカード犯罪を考えると、やみくもに何枚も持ち歩くのは考えものです。とくに、最近のカード犯罪はカードをそのまま盗むのではなく、カードの磁気だけを読み取るので、知らない間に大金が盗まれることもしばしばです。それなら、ふだん使わないカードは家に保管する「タンスカード」という方法もありますが、それもあまり感心しません。

空き巣に入られたけれども、カードや金目のものが盗まれていないので安心していたところいカードの磁気情報だけを盗まれていたというニュースを最近耳にしました。やはり、カードをつくりすぎるのは感心しません。いくらしっかり管理をしていても、枚数がかさめばかさむほど1枚1枚の管理は甘くなることは必定です。そしてもっとも大切なことは、カードを使う(ショッピングやキャッシング)ことは、一定時期とはいえ、お金を借りることですから、何枚も持っていると借りたお金がいくらなのかを把握できなくなるおそれも生まれてきます。カードは、あくまでも「メイン」と「サブ」の2枚に分けて、目の行き届く範囲でしっかり管理し、十二分に活用することをおすすめします。

携帯電話を使って決済する方法とは?

2004年から、携帯電話を使って買い物ができるようになります。携帯電話なら場所と時間を選ばず、「いつでも」「どこでも」代金の決済を行うことができて、財布から小銭を取り出すときにまごついたり、クレジットカードのようにサインで手間取ることがありません。お店に行って、レジで携帯電話を受信端末にかざすだけで支払いを終えることができるのです。また、ほしい商品をインターネットで選択し、購入するといったことも自宅で簡単にできます。しかも一般の買い物だけでなく、自動販売機や駐車場の決済にも使えるなど、その応用範囲は急速に広がっています。こうした携帯電話による決済サービスを、一般にモバイルコマース(mコマース)と呼んでいます。

昨年からさまざまな方式での実験が試みられ、いよいよ一斉に本格的な運用に入ります。携帯電話による決済には、大きく分けて2つの種類があります。1つはクレジットカード情報をダウンロードしたり、UIMカード(ICチップ)のかたちで携帯電話に入れ、携帯電話自体をクレジットカード(後払い)として利用するもの。もう1つは、携帯電話のなかの電子財布に電子マネーをチャージして、プリペイドカード(前払い)のように活用するというものです。また、決済を完了させるためには、携帯電話から店舗やゲートの読み取り機に向けて、個人情報や金銭情報を伝送しなければなりません。具体的な例としては、次のようなものがあります。

●Kei-Credit(ケイ・クレジット)
KDDI、トヨタファイナンス、UCカード、VISAインターナショナルが参加。auの携帯電話を使って2003年春から夏にかけて実験を行い、2004度中に実用化を予定しています。クレジットカード情報の入ったUIMカードを携帯電話に挿入して、クレジットカードとして使います。店舗の読み取り端末には、赤外線通信でガード情報を伝送する方式です。トヨタファイナンスでは、「クーポン券を携帯画面に送って販売促進のツールとして活用できます」と期待しています。

●V-SAッピ
NTTドコモ、日本信販、VISAインターナショナルが中心になって展開。順次、UCカード、三井住友カード、オーエムシー、イオンクレジット、UFJカードが参加することになっています。ドコモ504i以降の携帯電話を使って、2003年10月から日本信販が試験運用をスタートさせました。今春から、本格的に事業を始める予定です。クレジットカードの情報をネット経由で携帯電話(iアプリ機能付き)に取り込む方式で、これも赤外線通信でカード情報を伝送します。Kei-Creditと違い、カードを入れるといった物理的な手間がないのがメリット。赤外線通信は暗号化されているため盗聴される心配はありません。

●Cモード
次に、手軽に決済できる電子マネー方式もいくつか出ています。その代表が「携帯をかざすだけで自動販売機からコーラが買える」と話題になったCモードです。これは、NTTドコモとコカ・コーラ、伊藤忠商事が2002年4月からスタートさせており、iモード対応の機種が対象です。利用者は自動販売機を使って事前に電子マネーを入金します。そして、携帯電話でほしい商品やサービスを選ぶと、2次元バーコードが携帯に配信されます。それを対応自動販売機にかざして購入します。コーラなど飲料のほかにも娯楽施設入場券や着信メロディ、近接地図なども購入できます。

●フェリカネットワークス(統合型携帯電話サービス)
ソニーとドコモの合弁会社のフェリカネットワークス株式会社が推進。ソニーが開発した非接触型ICカードシステムの「フェリカ」と、NTTドコモの504i以降の携帯電話が合体して新たなサービスを始めます(2003年12月から試験サービス開始、2004年夏から本格サービスを開始予定。参加企業はJCB、エーエムピーエム、全日空、TBS、ぴあ、三井住友カード、UFJカード、日本信販など27社)。携帯電話にフェリカが載るというのは、つまり、携帯電話が非接触型ICカードに早変わりすることです。

携帯電話をかぎすだけで定期券にもチケットにもなり、電子マネーの決済もできるという万能の統合プラットフォームの誕生です。特色は、電子マネーをチャージして電子財布として活用できることです。また、自分の銀行口座のお金をiモードを経由して電子財布にチャージすることもできます。これまでオンラインバンキングは入出金が難しいのが欠点といわれてきましたが、フェリカの電子財布を使えば、口座の現金を電子マネーに変えて蓄積することが可能になります。また、クレジットカードからは、前借りのかたちで電子財布にお金をチャージすることができますし、ANAのマイレージも電子マネーに変えて電子財布に貯めることもできます。

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